パル・コラム

2013/07/10カテゴリ:病気予防

子供からお年寄りまで、暑い夏、熱中症にご注意を!

こんにちわ。
東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

今回は、夏時期によく耳にする熱中症についてお伝えしたいと思います。

熱中症とは発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなって起こる様々な体の不調を総称した症状のことです!

1つだけではなく「熱疲労」「熱けいれん」「熱射病」「熱失神」と4つの症状を総称して熱中症と呼んでいます。

水分不足による脱水症状と血圧の低下の急速な進行によって、頭痛やめまい、吐き気や脱力感が生じたり、また、体温が40度以上に上昇し、発汗もみられなくなり、意識を失ってしまうこともあります。

暑い夏には熱中症を心配するものですが、熱中症はたしかに、梅雨明け後の7〜8月にもっとも起こりやすいといわれています。

気温でみると、最高気温が30度なるあたりから、熱中症の患者の発生がみられ、特に前の日に比べて気温が上がったときに要注意です!!

大人と乳幼児では外気温に対する感覚の違いがあるので、まだ体力がなく体温調節機能も未熟な幼児・小児に対しては湿度が高い日も熱中症同様に備える必要があります。

熱中症の予防対策としては、「体温管理」と「体温調節を助けるための環境の備え』と『水分補給を行う」ことが基本です。

体温管理:睡眠をしっかり取って、風邪などで体力が落ちているときに、暑い外を歩き回ったりはせずに、体力回復を努めてください。
環境の調節と水分補給:発汗しやすい風通しの良い、吸湿性のある服を着たり、帽子、日傘が有効です。

水分補給:冷たい水をガブ飲みするのではなく、ほどほどの冷たさのものを小分けにして飲むようにします。薬局で販売しているOSー1等は水分補給に対して有効です。
今年も暑い夏がやってきますが、熱中症にならないように、夏に負けないようにしましょう。

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2013/06/22カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜血液検査の結果表をお薬手帳に貼付しよう〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師がおススメするお薬手帳活用テクニックについてお話していきます。

今回のお薬手帳活用例は少し上級編かもしれません。

と言ってもやる事は簡単です。

病院やクリニックで定期的に行う血液検査ありますよね?

血液検査を行うと必ず検査の結果表をもらえると思います。

その結果表をお薬手帳に貼付けるんです。

これだけです。簡単ですよね?

簡単なんですど、このたった貼るだけの作業が実はすごく大切なんです。

というのは、血液検査の結果次第では飲んではいけない薬があるからです。

少し話がそれますが、そもそも血液検査というのは何の為にしているのでしょうか?

また、血液検査の結果表からいったい何が分かるのでしょうか?

あまり意識をしていないという方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、コレステロール値、血糖値、尿酸値など生活習慣病に起因する数値が高くなっていないかを調べるためというのも目的の一つです。

薬の服用前と比べて、薬の服用を開始してからどの程度検査値が改善しているかどうかを見るためというのもこれまた目的の一つです。

血液検査をする目的としてこの2つはだいたい思い浮かぶかもしれません。

しかし、この2つの目的の他に実はもう一つの大切な目的があります。

それは・・・。

薬による副作用が出ていないかを確認するために血液検査をするということです。

副作用は目で見える副作用と目に見えない副作用があります。

目に見える副作用は比較的早期発見ができますが、目に見えない副作用というのは発見が遅れてしまい、重篤化することもしばしばです。

そして、目に見えない副作用だからこそ、血液検査で調べるのです。

このような目に見えない副作用が出ていないかをチェックするための血液検査というのは、服用している薬が違えば見るべき項目も違ってきます。

だからこそ、お薬手帳に血液検査の結果表を貼り、特にどの項目をチェックすれば良いのかを医師や薬剤師などに聞いておき注意する項目にチェックをつけておくのです。

できれば、各検査値の正常範囲やその数値が高いとどのような自覚症状が出るのか、数値が低いとどのような自覚症状がでるのかなども医師や薬剤師に確認しておき忘れないようにお薬手帳に記載しておくと副作用の早期発見ができると思います。

なんとなく体がだるい、風邪っぽい症状が続く、微熱が続く、喉が痛いなどの何気ない症状が実は重篤な副作用の初期サインだったなんてケースも数多くあります。区別がつかないんですよね。

こうならないためにも血液検査はただ医師の言われるがままにやるのではなく、何の為にやるのかをしっかり理解した上で行うということが大変重要なんです。

手帳 検査値.png
手帳 検査表.png
このように血液検査の結果表をお薬手帳に貼っておけば、もし、かかりつけ以外のクリニックを受診した時にお薬手帳を医師に見せるだけで、自分が飲んではいけない薬を避ける事ができ、自分に合った薬を処方してくれるでしょう。
万が一自分が飲んではいけない薬が処方されたとしても血液検査の結果表を貼ったお薬手帳を薬局の薬剤師に見せれば、飲んではいけない薬に薬剤師が気づいてくれることでしょう。


お薬手帳活用に関する過去の記事はこちらをクリック


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2013/06/22カテゴリ:お薬のいろは

薬を飲む時にグレープフルーツが良くないとよく耳にするけど・・・

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師が、皆さんがきっと気になっているであろう様々なの様々な疑問や相互作用副作用についてプロの目線から分かりやすく答えていきます。

今回は、高血圧の薬とグレープフルーツの関係についてお話をしたいと思います。

高血圧の薬を薬局からもらうときに、「グレープフルーツジュースと一緒に飲まないでくださいね」と言われたことはありませんか?

グレープフルーツと相性が悪い高血圧の薬を一般的にカルシウム拮抗薬と言います。

よく処方されるお薬としてはノルバスクやアムロジン(アムロジピン)、アダラート(ニフェジピン)、アテレック(シルニジピン)、カルブロック(アゼルニジピン)、バイロテンシン(ニトレンジピン)、バイミカードなどがあります。

これらの薬は肝臓から出る酵素によって徐々に分解されますが、この酵素をグレープフルーツに含まれる成分が邪魔をすることでうまく働かなくなります。

そのためお薬が体から無くなるまで時間がかかり、効果が強くあらわれてしまいます。そのため、一緒に飲まないようにと言われているのです。

「じゃあ、グレープフルーツだけがだめなの?」と思われる方も多いと思います。

なぜグレープフルーツが主に言われるかというと、一番身近で馴染みが深く、皆様が一番食べる頻度が高い可能性がある果物だからです。
実はグレープフルーツと同様の理由で、一般に食べてはいけないとされているもの(場合よっては大量摂取を控えるもの)があります。下にその代表的な食べ物を挙げますので参考にしてみてください。

晩白柚、土佐ブンタン、平戸ブンタン、スウィーティー、サワーオレンジ(ダイダイ)、夏みかん、ポンカン、いよかん、絹皮、金柑、八朔 などです。

しかし大好物を控えるというのはつらいですよね?
どうしても食べたいという方は一度、担当医師と相談してみてはいかがでしょうか?

このような食べ物が何故食べてはいけないと言われているのか?
その理由をしっかり把握した上で医師とよく相談すれば、意外と食べられる物もあるかもしれませんよ。

しかし、バイミカードという薬やバイロテンシン(ニトレンジピン)という薬はグレープフルーツなどの影響を特に強く受け、薬の作用がかなり強く現れてしまうためにグレープフルーツ等の摂取は難しいかもしれません。

ちなみにオレンジやみかん、レモン、カボスはどのお薬にも影響しませんので気にせずに食べても大丈夫ですよ。

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2013/06/20カテゴリ:漢方薬のあれこれ

漢方薬の話3

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師社員が漢方薬について伝えていきます。

前回の考えをもとに時期的にはずれていますが「風邪」をひいた時を考えてみたいと思います。

皆さんも風邪をひいた時に漢方と言えば「葛根湯」を思い浮かぶ人は多いと思います。
実際に葛根湯は風邪によく使われますが全ての風邪の症状に効果があるかと言えばそれは違います。

事実こじれていて葛根湯を服用したがよくならないので診察してもらったなどの話も患者様から聞きます。

ではどのような時は葛根湯なのか?八網弁証をもとに考えていきたいと思います。

前に、「表⇔裏」は病気のある場所を指していると書きましたが風邪の邪気がまだ侵入したばかりで表面にいるのが「表」、そこから中に入って進行している状態は「半表半裏」さらに進行すると「裏」になります。

次は「寒⇔熱」です。
風邪で悪寒がする、透明な鼻水や痰などが出ているときなどは「寒」と考えます。
これとは反対に体がほてっていたり、鼻水や痰は黄色いものが出ているときは「熱」と考え「表」の状態では発汗していき「寒」であれば体を治すのが治療になります。

葛根湯は表寒証の漢方になるのでこれらの症状の時に使われます。
葛根湯は麻黄が入っているので発汗作用は強く、もともと汗かきや体力がない方には向いていません。
このときは葛根と麻黄をぬいた桂皮湯などがお勧めです。鼻の症状がひどくつまっていれば葛根湯加川芎辛夷、垂れてくる鼻であれば小青竜湯がお勧めです。
葛根湯を例に挙げて考えてみましたが風邪=葛根湯ではよくならい場合もあり証が間違えていれば悪くなることもあります。
まずは病気の状態をしっかりとらえて漢方を飲むことをお勧めします。

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2013/06/13カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜薬が変更になった時は必ず理由を記載しよう〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師がおススメするお薬手帳活用テクニックについてお話していきます。

今回のお薬手帳の活用法のご紹介です。

血圧の薬、コレステロールの薬、糖尿の薬あるいはてんかんの薬だったり服用している薬は人それぞれで違います。

しかし一番最初に飲み始めた薬と今現在飲んでいる薬が同じという方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
最初から今まで薬が一度も変更になっておらずずっと同じ薬を飲み続けているという方はまれだと思います。

医師から処方される薬は様々な理由で変わるからです。

副作用が出てしまったから。あるいは飲んでも一向に改善が見られないから。あるいは症状や検査値が改善したから。

このようないろいろな理由で処方される薬というのはかわっていくものです。

薬が変更になった時に大切な事は、何故薬が変更になったのか?という理由なんです。

同時に私たち医療従事者が薬が変更になった時に一番困る事はこの理由(何故薬が変更になったのか)が分からない事です。

何故薬が変更になったのか?の理由が分からないと、また同じ副作用を繰り返してしまう可能性があります。

ずっと同じクリニックや薬局を利用しているという患者様でしたら、かかりつけの医師や薬剤師が薬が何故変更になったのかを把握しているので、それほど心配はないかもしれません。

問題は他のクリニックや薬局にかかった時なのです。

他のクリニックや薬局では、何故薬が変更になったのか?という情報が一切無いからです。

だから、薬が変更になった理由が分からないと同じ副作用に苦しんだりしてしまう可能性があるのです。

こういう時こそお薬手帳の活躍の出番なのです。

是非、お薬が変更になった時は何故薬が変更になったのか?その理由を手書きで手帳に書いておきましょう。
これだけで同じ副作用を防ぐことが出来るばかりか、治療をスムーズにし治りを早めてくれるかもしれません。

では実際にどのように活用すれば良いのかの活用例の写真を載せますので参考にして下さい。

手帳 日記1.png
上の写真では何故薬を飲むようになったのか?そのきっかけが記載してあります。そして薬の服用開始日は平成23年12月20日です。また、最初の薬の交付の際に薬剤師から言われた大切な事を忘れないようにメモしてあります。クリニックで測定した血圧も記載してありますね。

手帳 日記2.png
この写真は薬を14日間服用後の平成24年1月4日に交付された薬の記録です。
12月20日から薬を服用し、クレストールという薬がメバロチンという薬に変更になった理由をしっかり記載してあります。この理由を記載しておかないと、しばらく月日が経過したときにこの情報が風化されてしまいまた同じ薬が処方されてしまう可能性があります。

手帳 日記3.png
そしてさらに2週間後の薬の記録です。平成24年1月20に薬をもらっていますね。今度はどうでしょう?よく見るとノルバスクという薬の量が5mgから2.5mgに減量になっていますね。この時もしっかり理由を記載してあります。

なんだかお薬の日記帳みたいですね。

それでいいんですよ。

調剤薬局でお薬をもらうとき、必ずお薬の写真付きの説明文書も一緒に交付されますよね?
あの写真付きの説明文書はそのお薬を飲む時だけ一時的に必要なモノです。つまりその時に処方された薬を飲み終わったら、またはその時の病気が改善したらまったく必要の無いモノです。

しかしお薬手帳というのはこれから先もずっと必要な記録なのです。お薬の記録を経時的に記録をする本当に日記帳のようなモノなのですよ。

お薬が変更になったときは、このように手帳に変更になった理由を記載するだけで、同じ副作用の再発防止や、治療の効率化につながります。
是非記載しておく事をおススメ致します。

お薬手帳活用に関する過去の記事はこちらをクリック


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2013/06/12カテゴリ:お子様の病気

水疱瘡について

こんにちわ。
東武東上線沿線で調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは主に子供の病気やお薬に関するテーマでお伝えいていきます。


今回は水疱瘡についてお話したいと思います。

水疱瘡は名前の通りに、水を持った発疹が出ます。
全身に赤い発疹である、「紅班(こうはん)」や盛り上がった発疹である「丘疹(きゅうしん)」、中に水のような透明な液を含む「水泡」が出ます。


最初は1、2個程度の虫刺されのような湿疹です。

それらの湿疹の中に数時間で水を含んだ水泡が現れ、一日かけてじわじわと全身に広がってきたら水疱瘡です。

水疱瘡は1日から2日してから確定診断することもあります。39度程度の熱を伴うこともありますが、発熱もなく元気な子もいます。

水疱瘡は伝染するため、診断されてから1週間程度は通園、通学などを控えて自宅療養します。

水泡は自然に潰れ、カサブタになります。

1週間程度でカサブタになれば人への感染力が弱くなるので、通園、通学も可能になります。


水疱瘡の原因は「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペス・ウイルスです。

感染の経緯としては、保持者のツバなどからうつる飛沫感染と、皮膚や手すりなどについたウイルスに触ってしまうことでうつる接触感染があります。

また、空気中を漂ってうつる空気感染によって人から人へ感染します。

特に空気感染ができる分、感染力は強く、たくさんの子供が集まる場所では感染しやすいので様子をみてくださいね。


感染から発症までの潜伏期間は2、3週間程度あることもあります。水疱瘡の子と遊んでもすぐには症状が出ないことがあります。

湿疹の様子を見て1、2個の発疹だけで状態が続くようで、はっきりしない場合は受診して頂くのが良いと思います。

シャワーやお風呂等は、熱がなければシャワーだけにして、こすらないようにしたほうが良いでしょう。

分からないことがあれば薬局のスタッフに相談して下さい。

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2013/06/01カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜医師・薬剤師から言われた大切な事はお薬手帳にメモしておこう〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師がおススメするお薬手帳活用テクニックについてお話していきます。

皆様は、クリニックでの医師の診察の時や、薬局での薬剤師からの投薬の時に、いろいろな説明を受ける事があるかと思います。

その説明の内容は病気の事、生活で気をつける事、薬の副作用、食事で気をつける食べ物など患者様ごとに人それぞれだと思います。

そして、これらの内容は病気を悪化させないようにするため、または治療を早めるため、そして自身の健康を守るために非常に大切な内容のはずです。

大切な内容だからこそ医師や薬剤師は患者様に説明をしているのです。

大切な内容でなければあえて説明をする必要はありませんからね。

しかし、皆様はそれらの説明をいったいどれくらい覚えているのでしょうか?

もちろん全部覚えているという賢い方もいると思います。

しかし、人間は忘れる生き物です。時間が経過すればするほど必ず忘れていきます。

それは3日後、3週間後、3ヶ月後、3年後・・・?

そして忘れたときこそ要注意!! 「忘れていた」では済まされない事もあります。
大切な説明を忘れていた為に副作用が出てしまったという方も私は実際に何人も見てきています。

ところで、風邪をひいた時に、症状が悪化しないようにと抗生剤を処方された事はありませんか?

その時に、医師や薬剤師から「抗生剤は必ず最後まで飲みきって下さいね」と説明を受けませんか?

しかし、実際フタを空けてみると説明の通りに最後まで飲みきっている方って少ないんですよね。

理由を聞くと、ほとんどの場合「症状が改善したから」と答えが返ってきます。

実は、「人間は忘れる生き物」という事以外にも、ここにも落とし穴があります。

それは、「自覚症状がないと薬を飲まなくなる、1度体験しないと怖さが分からない」という事です。

しかし、自覚症状がないからこそ自覚症状がでないように薬を服用する、怖い体験をしてからでは遅いからこそしっかり薬を服用するのです。

今回も話が少しそれてしまいましたが本題に戻ります。

医師や薬剤師から大切な説明を受けても人は忘れてしまう可能性があるということでしたね。

だから、皆様に是非やっていただきたいことは・・・

もうお分かりですね?

お薬手帳の活用です!

ではどのようにお薬手帳を活用するのか?それは医師や薬剤師から言われた大切な事は忘れないようにお薬手帳に書いておくのです。いや、正確には忘れてもいいように記録して残しておくのです。
そうすれば、いざというときに手帳を見ればよいわけですからね。

手帳 点眼悪化.png

↓の写真はキサラタンという眼圧を下げる点眼剤が処方された患者様が、キサラタンの保管方法について薬剤師から説明を受けて大切な事だと思い忘れないようにと、また点眼剤の処方医師から受けた注意事項に関する説明も大事だからとお薬手帳に記載した例です。
手帳 眼圧注意成分.png※もしこの事例のように、処方医や薬剤師から市販薬の飲み合わせに関する注意点を説明された場合は「注意する商品名」ではなく「注意する成分名」を確認し、成分名を記載しておくことをおすすめします。有名な医薬品であれば飲み合わせも確認しやすいですが、今の時代は自社製品(プライベートブランド)などもたくさん世に存在しますから、同じ成分を含む商品が数十種類以上存在します。そしてその商品名を全て把握するのは相当困難だからです。成分名は誰が見ても一つしか存在しません。成分名こそが医師、薬剤師、登録販売師の誰が見ても同じイメージができる共通の指標なのです。


手帳 重要事項.png上の写真は患者様が血糖値の薬を初めて薬局でもらう際に薬剤師から言われた低血糖についての説明を忘れないようにお薬手帳に記載した例です。

しかし、医師や薬剤師の説明の中で何処の部分が大切なのかが分からないと思った方もいるかもしれません。

大切な情報というのは、患者様にどうしても伝えておきたい情報です。そのような情報というのは説明する側もいろいろな会話のテクニックを利用しているはずです。

説明する側が会話のトーンを変えた時、一連の会話が終わった後の一番最後の説明、または「間」を置いた後の一番最初の説明が「大事な説明」である場合が多いです。

場合によっては大切な説明が一連の会話に紛れ込んでしまい見逃してしまう事もあるかもしれません。

そのようなときは、遠慮せず「何か気をつける事や治療のアドバイスを教えて下さい」と言っていただければと思います。


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2013/05/30カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜かかりつけ以外のクリニックや病院を受診するときの活用法〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師がおススメするお薬手帳活用テクニックについてお話していきます。

皆様は、かかりつけのクリニックやかかりつけの薬局をきっとお持ちだと思います。

しかし、時にはいつもと違う病院や薬局にかかることもあるでしょう。

例えば、かかりつけのクリニックから大学病院や専門の病院を紹介してもらったり、病気がなかなか良くならないからクリニックをちょっと代えてみたりなど。
このようなご経験が1度くらいはあるのではないでしょうか?

このようなに何らかの理由で病院やクリニックを代える時こそお薬手帳をしっかり活用しましょう。

ここで私の経験上、本当によくある事例をお話させていただきます。

「お薬手帳をしっかり活用していればよかったのにな」「是非お薬手帳を利用してほしいな」と思った事例です。

いつも私の薬局を利用している患者様が、なかなか病気が良くならないという事でかかりつけとは違うクリニックにおかかりになりました。

ところがそちらのクリニックで処方された薬は、結局今まで服用していた薬と同じ薬だったという話です。

これでは、何の為にかかりつけ以外のクリニックを受診したのか分からなくなってしまいますよね。

「良くならないからいつもと違うクリニックを受診したのに」となってしまいます。

でも、よく考えてみると当然かなと思ってしまいます。

かかりつけ以外のクリニックにかかった場合、そのクリニックの医師には患者様のこれまでの病気の経緯、治療の経緯はもちろん、服用している薬の名前すらもわらかないのですから。

分かるのは現状、すなわち診察した時点で医師が直接見る事ができる症状や所見のみです。

つまり病気を診断する為の情報が少ないのです。

ですので、医師側としては緊急性がなければ、とりあえず自覚症状を改善できるような薬を処方し、それでダメなら検査という流れで治療を進めていくのです。

つまり、検査までに2回のステップを踏む事になります。

この流れをスムーズにする為に、そして病気を少しでも早く改善するためにはやはりお薬手帳が力を発揮してくれます。

患者様自身がAクリニックとBクリニックの2つの医療機関の情報をつなぐ架け橋になればいいのです。

橋を架けるためのツールとしてお薬手帳を利用すればいいのです。

では具体的にどのようにお薬手帳を活用すればよいのでしょう?

病院変更2.png
↑の写真は2月14日にAクリニックにかかっており、症状が全く変わらない、良くならないという理由で2月19日にBクリニックを受診した例です。
結局同じ薬が処方されてしまっていますよね?症状が良くならないから医療機関を代えたのに・・・となってしまいます。

Aクリニックでこれまで行っていた治療の経緯(こういう検査をした、医師からこのように言われたなど)を簡単にお薬手帳に書き込み、処方された薬は必ずお薬手帳に記載します。
検査をした場合などは検査結果表をもらえる場合がありますので、結果表などはお薬手帳に貼っておくとよいでしょう。

また、Aクリニックから処方された薬を服用した後の体調変化(良くなったのか?悪化したのか?変わらないのか?)を手帳に記載します。
その他、いつもと違う症状に気づいたときなどは、その症状と発現する時間帯などもお薬手帳に記載しておきます。

病院変更1.png

あとはそのお薬手帳をBクリニックの医師に見せるだけです。

簡単ですよね?

Bクリニックの医師がこのお薬手帳を見ればこれまでの治療経緯が分かりどのような検査が済んでいて、どのような薬を処方すれば良いのか?などが分かるため治療を円滑に進める事が出来ます。

さらに、治療を円滑にする為だけではなく、検査の重複、薬剤の重複なども未然に防止するため医療費の削減にも繋がる可能性があります。

しかもお薬手帳は無料で薬局からもらえますし、自分で手帳に書き込むだけですから費用も一切かかりません。
このような機会があったら是非試してみて下さい。

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2013/05/25カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜副作用は薬同士の飲み合わせで起こるとは限らない〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師がおススメするお薬手帳活用テクニックについてお話していきます。

さて、今回もお薬手帳の活用にまつわるお話をさせていただきます。

お薬手帳には自分のこれまでの薬の服用歴が記載されていると思います。

もちろん、それを見れば薬同士の飲み合わせが確認出来ます。

当然ですよね。その為のお薬手帳ですから。

しかしです、、、

実は副作用というのはお薬同士で起こるとは限らないということはご存知でしょうか?

さらに、外用薬といえども時には重大な副作用が出てしまい病気を悪化させてしまう事だってあるのです。
別に外用薬と自分が服用している薬同士の飲み合わせが悪いからではありません。

しかしながら外用薬で重大な副作用が出る場合がある。これは事実です。

お薬手帳がなくても、今は携帯電話やパソコンから容易にインターネットで自分が服用している薬の情報を調べたり、薬同士の飲み合わせを調べたりする事が出来る時代です。

きっとこのコラムをご覧になっている方もパソコンやスマートフォンから閲覧しているかと思います。

そのような方ならきっと薬同士の飲み合わせや自分が服用している薬の情報をインターネットから見つけ出す事は容易い事でしょう。

では、インターネットでどのように検索しますか?

例えば自分がA,Bという名前の2種類の薬を服用しているとするとすれば、おそらく検索キーワードは「A,B, 飲み合わせ」「A,B 薬効、効能」、「A,B 副作用」「A,B 相互作用」のようなキーワードを使用し検索するのではないでしょうか?

もちろん、薬同士の相互作用や副作用を調べるだけならこのような検索方法で問題ないと思います。

しかし、薬の中にはこのインターネット検索でも、ヒットしにくい(見つかりにくい)副作用が存在します。

何故ならその副作用というのは人ぞれぞれの体質や併用薬で変わってくるからです。

だからこそお薬手帳が必要なのです。

次の写真を見て下さい!!
手帳 点鼻.png

アルデシンという点鼻薬が処方されているのがわかりますよね?

アルデシンというのはアレルギー性鼻炎の点鼻薬で花粉症がひどいという事で処方されました。

ところが,この点鼻薬を使い始めてからしばらくして気分が悪くなり体調不良になってしまったのです。

そして、その原因はこの点鼻薬によって引き起こされた血圧の上昇と血糖値の上昇だったのです。

実はこの点鼻薬には血糖値と血圧を上昇させてしまう作用があるのです。

そして後から、この方は実は糖尿病と高血圧症を患っており血糖値を下げる薬と血圧を下げる薬を服用していた事が分かりました。

この体調の悪化は点鼻薬と服用していた薬の相互作用が原因ではありません。

「糖尿病」と「高血圧」という持病を持ったこの患者様だからこそ起こった副作用なのです。

この体調不良の原因が、まさか外用薬だったなんて疑いませんよね?

仮に外用薬の副作用を疑い、インターネットで「アルデシン 副作用」と検索しても「気分が悪くなる」、「体調不良になる」なんてきっと出てこないでしょう。

アルデシンという点鼻薬によって引き起こされた血圧上昇、血糖値上昇が原因で起こった体調不良なのですから。

しかし、仮にお薬手帳をしっかり活用していれば、そのお薬手帳を見た薬剤師がプロの目線からきっと体調不良の原因はアルデシンという点鼻薬です。と突き止めてくれることでしょう。

今回は1例として点鼻薬の例を取り上げましたが、自身の体質や持病によっては点鼻薬に限らず、点眼薬、湿布剤、時にはイソジンのうがい薬だって体調が悪化する事があるのです。

下の写真は点眼薬で持病の気管支喘息が悪化してしまったケースです。
 手帳 点眼.png

手帳 点眼悪化.png
お薬手帳にミケランという点眼薬を使った後の体調変化をしっかり記載していたため、喘息の悪化は点眼薬だと気づいたケースです。もしお薬手帳を活用していなければ、この喘息の悪化の原因をなかなか突き止める事ができなかったでしょう。
外用薬の場合は内服薬と違い、副作用はないだろう、飲み合わせは問題ないだろうと軽視されやすいところが最大の落とし穴であり、発見が遅れる事が多々あります。場合によっては外用薬が原因だなんて全く疑いさえもしないのではないでしょうか?

                                                                                                                                                                                                                            下の写真はボルタレンという痛み止めのテープが持病の喘息を悪化させてしまった事例です。このボルタレンと同じような成分が実は市販薬にも含まれる場合があるため市販薬も決して侮れません。
                  ↓↓↓手帳 テープ剤.png


もし、外用薬を使い始めてから体が調子悪いなど思い当たる節がある場合はもしかしたらその外用薬が原因かもしれません。

外用薬だから手帳は活用しないではなく外用薬だからこそ手帳をしっかり活用し、使用後の体調変化を手帳に記載する事こそが、体調悪化を止める為の一番の近道かもしれませんよ。

お薬手帳活用に関する過去の記事はこちらをクリック


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2013/05/23カテゴリ:お薬手帳について, お薬手帳の活用テクニック

お薬手帳の活用テクニック教えます! 〜小児の場合のお薬手帳の活用法 薬服用後の状況を記載しよう〜

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

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さて、今回も前回に引き続きお子様のお薬手帳の活用方法についてお話したいと思います。


ところで、このようなご経験はありませんか?

薬局で薬をもらう時に、「粉薬が飲めないのに粉薬が出てしまった。シロップのほうがよかったのになぁ。」

「幼稚園に行っていて昼の分を飲ませることができないから1日2回の薬がよかったのになぁ」

などなど。お子様をもつお母様なら1度はこのようなご経験があるのではないでしょうか?

しかも、このようなケースは意外と処方箋をもらってから気づくのではなく、薬局で調剤してもらっていざ自分の名前を呼ばれた時に、薬を見て気づくことが多かったりするのです。

もちろん、薬局で気づいてからでも遅くはありません。


薬剤師が電話で医師に問い合わせをして、医師の了承のもとで処方を変えることが可能だからです。

しかし、現実的にはこれでは大幅に時間がかかってしまうのです。

医師に問い合わせをして折り返しの電話を待つ時間と再度薬を作り直す時間とコンピュータで処方内容を入力し直す分の時間だけ余計にかかってしまうからです。

だったらその余計にかかった時間分だけ少しでも早く薬を飲ませたいと思いませんか?

このようなことにならないようにするためにも是非お薬手帳を活用して欲しいのです。


次の下の2枚の写真をご覧ください。

手帳 小児1.png
この写真では、3月28日にムコダインという粉薬とアスべリンという粉薬が処方されているのがわかりますよね。
しかし、家に帰っていつものように水で溶かして服用しようと試みた結果溶けずに飲めなかったのです。

大切なのは、今後もこのようなことがないように飲めなかった理由をお薬手帳に記載しておくのです。
せっかくいい薬が出ていても飲めないと意味がありませんものね。

このケースでは薬が飲めなかったのでその理由を書いてありますよね?
次に下の写真をご覧ください。

手帳 小児2.png

前回、粉薬が処方されたときに、何故飲めなかったか?をしっかり手帳に記載したからこそ、今回はシロップに処方が変わっている事がわかりますね?

また、粉薬といっても溶けやすいものと溶けにくいもの、また溶かしてはいけないものなど種類は様々です。

いつもどのようにして粉薬を服用しているのか?もお薬手帳に記載しておくと、溶けやすい粉薬を出してくれたり、味が良い粉薬を出してくれたりする場合があります。

ちなみに、粉薬が絶対飲めないから可能な限りシロップがいい!!と言う場合はこちらの記事(お薬手帳の活用テクニック 〜絶対に見逃してほしくない情報は手帳の表紙に書く〜)を参考にしてお薬手帳を有効活用して下さいね。

お薬手帳活用に関する過去の記事はこちらをクリック

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