パル・コラム

2013/09/21カテゴリ:漢方薬のあれこれ

漢方の話5

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師社員が漢方薬について伝えていきます。

今年の夏も暑かったですね。まだ残暑も厳しいですがみなさん夏バテはしていませんか。
毎年この時期は食欲が出ない、下痢しているなどでお悩みの患者様が薬局にも多くいらっしゃいます。
日本の夏は高温多湿の気候なので少し体を動かしても汗が出ます。汗はかきますが体温の発散が十分でない為、熱がこもり体力が消耗していきます。この結果余分な水分が体だけでなく胃腸にもたまり胃が重い、もたれる、胃が張った感じがする、食欲が出ない、消化吸収も悪く下痢や腹痛を起こしやすくなります。
このような場合どんな漢方薬を選べばよいのか?
前回の五行で考えていくと関連する臓器は「脾」になります。(東洋医学では五臓六腑で体をとらえていきます。ことわざなどでも使われているので言葉は聞いたことがあるかと思います。)

この「脾」が弱っているすなわち脾虚と考えて漢方は選びます。
代表的な漢方薬で「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」があります。
食欲がなく、下痢をする、夏痩せしやすい方にお勧めです。
(他にも使われる漢方薬はありますので服用する際は専門の医師、薬剤師にご相談してください。)

» パル・コラム トップへ


お薬の情報ボックス パルコラム

RSS


ページ先頭へ