パル・コラム

2013/06/20カテゴリ:漢方薬のあれこれ

漢方薬の話3

こんにちわ。
東武東上線沿線調剤薬局を展開している株式会社パル・オネストの薬剤師社員です。

このカテゴリーでは当社の薬剤師社員が漢方薬について伝えていきます。

前回の考えをもとに時期的にはずれていますが「風邪」をひいた時を考えてみたいと思います。

皆さんも風邪をひいた時に漢方と言えば「葛根湯」を思い浮かぶ人は多いと思います。
実際に葛根湯は風邪によく使われますが全ての風邪の症状に効果があるかと言えばそれは違います。

事実こじれていて葛根湯を服用したがよくならないので診察してもらったなどの話も患者様から聞きます。

ではどのような時は葛根湯なのか?八網弁証をもとに考えていきたいと思います。

前に、「表⇔裏」は病気のある場所を指していると書きましたが風邪の邪気がまだ侵入したばかりで表面にいるのが「表」、そこから中に入って進行している状態は「半表半裏」さらに進行すると「裏」になります。

次は「寒⇔熱」です。
風邪で悪寒がする、透明な鼻水や痰などが出ているときなどは「寒」と考えます。
これとは反対に体がほてっていたり、鼻水や痰は黄色いものが出ているときは「熱」と考え「表」の状態では発汗していき「寒」であれば体を治すのが治療になります。

葛根湯は表寒証の漢方になるのでこれらの症状の時に使われます。
葛根湯は麻黄が入っているので発汗作用は強く、もともと汗かきや体力がない方には向いていません。
このときは葛根と麻黄をぬいた桂皮湯などがお勧めです。鼻の症状がひどくつまっていれば葛根湯加川芎辛夷、垂れてくる鼻であれば小青竜湯がお勧めです。
葛根湯を例に挙げて考えてみましたが風邪=葛根湯ではよくならい場合もあり証が間違えていれば悪くなることもあります。
まずは病気の状態をしっかりとらえて漢方を飲むことをお勧めします。

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